最近、Windows XPからWindows Vistaのパソコンに買い替えて、しばらくは2台を並行して使う方も多いと思います。特に買い替えでなくても、2台以上のパソコンで、WindowsメールやOutlook Expressを同じメールアドレスで使うときには、ちょっとした注意が必要になります。
既定の設定では、WindowsメールやOutlook Expressでメールを受信すると、受信したメールは受信したパソコンの中に入り、プロバイダーのメールボックスからは消されてしまいます。
したがって、このままでは 1台のパソコンでメールを受信すると、2台目以降のパソコンでは同じメールを受信することができません。
これを防ぐためには、次のように設定を変えます。
「ツール」→「アカウント」とクリックして、メールのアカウントを選び、「プロパティ」をクリックします。「詳細設定」タブで、下のほうにある、『サーバーにメッセージのコピーを置く』の□にチェックを入れます。さらに下の2つの□には、チェックを入れなくても良いでしょう。
これで、2台目以降のパソコンでも、同じメールを受信することができます。
また、送信については、必要に応じて自分宛にBCCでメールを送ることにより、送信したメールも、2台目以降のパソコンに保存することができます。
これからは、WindowsメールやOutlook Expressだけに頼らないで、Webメールを使う方法が一般的かもしれません。Webメールならば、どのパソコンからでも自由に同じメールアドレスを使うことができます。
さらに、例えばGmail(2850MB使える)などを申し込んで、これまで使っていたアドレスで受信したメールは、すべてGmailへ転送する設定にしておきます。こうすると、受信したすべてのメールは、Gmailのサーバーに保管しておくことができます。