「ハードウェア」とか「ソフトウェア」というのは、元々はコンピュータ用語です。それぞれを略して「ハード」、「ソフト」とも呼ばれます。
また、「音楽ソフト」、「映像ソフト」などと言うのは、どうも日本だけのことのようです。ここでは、本来の意味であるパソコン関連について、考えてゆきたいと思います。
まず、「ハードウェア」とは、実際に目で見ることができて、触ったりもすることができるもののことです。例えば、ノートパソコン全体はハードウェアです。ノートパソコンの裏ぶたを開けたりすると、ハードディスクやメモリーなどを見ることができます。それらもハードウェアです。それから、プリンターなどもハードウェアです。液晶の画面は、押してみると少し柔らかいですが、もちろん「ハードウェア」です。
一方コンピュータ用語では、「ソフトウェア」とは「プログラム」のことを指します。「ソフトウェア」はそれを直接に目で見ることや触ることができません。Windows Vista、Word 2007、Photoshop Elementsなどの「ソフトウェア」すなわち「プログラム」は、一般にノートパソコンのハードディスクの中に入っていたり、CDやDVDに書きこまれた状態で販売されています。
少し見方を変えて、インターネットを使ってダウンロードできるものが「ソフトウェア」、ダウンロードできないものが「ハードウェア」、というのが分かりやすいかも知れません。
そうなると、たしかに音楽や映像も「ソフトウェア」の仲間と言えそうです。