まず覚えておきたいのは、次のようなことです。
l 「漢字」、「ひらがな」には、「全角」だけがあります。「半角」はありません。
l 「英数字」には、「半角」と「全角」の両方があります。
一般的には、「半角の英数字」を使います。
ただし、日本語の文章では、文字の大きさやバランスを考えて「全角の英数字」を使うこともあります。
また、「英数字」の中には記号も含まれています。
l 「カタカナ」にも、「全角」と「半角」とがあります。
「半角」の「カタカナ」は、今ではほとんど使われません。特にメールでは「半角」の「カタカナ」は、文字化けをするので、絶対に使ってはいけません。
よく「半角文字」は幅が「全角文字」の幅の半分だと言われます。確かに文字の幅が半分になることもあるのですが、これは固定幅の同一フォントを使ったときだけのことです。「半角のカタカナ」は見た目でもわかることが多いのですが、英数字のときは、フォントによって幅はかなり違います。
「半角」と「全角」を使い方で整理すると、原則は次のようになります。
1. 「英数字」は半角を使う。
2. 「カタカナ」は全角を使う。
自分で文書などを作成するときは、「全角の英数字」、「半角のカタカナ」などを使うのは自由ですが、なるべく原則に従うのが良いと思います。