WinPCの2011年6月号に「ドライブ移行ソフト」の記事があります。KONITANとパソコンのブログでは、2011年1月18日、19日の記事で、WindowsシステムをハードディスクからSSDに移行することについて書きました。
私は、Acronis True ImageをLE、9.0のときから使っていますが、価格を低く抑えるために、11 Homeからは英語版に切り替え、現在はAcronis True Image Home 2011です。
Acronis True Imageは本来バックアップ/リカバリー ソフトで、システムをコピーするソフトではないのですが、これを使って、ハードディスク上のWindowsシステムをSSDに移行することができます。移行の仕方は、直接コピーするのではなく、システムをハードディスク(バックアップのためには外付けがベターだが、内蔵のどこかでもよい)にバックアップしてから、SSDにリカバリーする形で行ないます。
システムをSSDに移行した場合、ドキュメントやピクチャ―などのフォルダ―を、CドライブではなくDドライブに移すのが良いとされるので、SSDに移行する前にCドライブを身軽にしておくことを勧めます。
最新のマザーボードなどでは、Acronis True Image HomeをCDから起動できないことがありますが、WindowsシステムをハードディスクからSSDに移行するときは、AcronisをWindows上で使うので問題にはなりません。どうしてもWindowsからではなく使いたい場合は、Syslinuxを使ってUSBメモリーから起動できるものを簡単に作れます。(2010年2月3日の記事、読むときは「バックナンバー」をクリックします)
前にも使った図ですが、図でパーティションF:となっているところが、元のWindowsシステムが入っているところです。
まず、Acronis True Image Homeをインストール起動して、C:ドライブのバックアップを作ります。
次に、バックアップしたものをSSDにリカバリーします。この時点で、Windowsシステムは、ハードディスク上とSSD上に、二つ同じものができます。そして、ブート元 に指定したドライブがC:ドライブになります。