Windowsパソコンを使っていて面倒なのは、次のようなことだ。
(1) Windowsアップデートが頻繁に行われる。また、アップデートのタイミングがパソコンを使っているときに行われることが多い。
何度も経験したのは、パソコンのサポートで依頼者のお宅に伺い、作業をしようとして電源を入れると、Windowsアップデートが延々と行われるので、待ち時間が多くなってしまう。もちろん、設定でアップデートの仕方を変えることはできるけれど。
(2) セキュリティソフトのインストールは必須である。一般的には、数千円の市販ソフトを使うことになる。数年前から一箱購入すると、パソコン3台まで使えるようになったけれど、負担はまだ軽くはない。私は、セキュリティソフトはNortonを使っている。
(3) 少しまじめにパソコンを使うのならば、バックアップは必ずとらなければならない。ところで、Windows標準のバックアップソフトを使っていると言う話は聞いたことがない。私は、バックアップソフトにAcronisを使っている。
Macを2か月ほど使ってみて、上記については次のような感想を持った。
(1) OS Xのアップデートは、Windowsよりも回数が少ない。また、ユーザー好みのタイミングで実行できる。
(2) セキュリティソフトは、今のところフリーウェアでもなんとかいけそうだ。ただし、これからは難しくなるかもしれない。
カスペルスキーの2013マルチプラットフォーム セキュリティは、ライセンスが機種・台数ごとではなく、個人が所有する全デバイスで利用できるという。これはとても良い仕組みだと思う。
(3) バックアップについては、OS X標準のTimeMachineがよくできているようで、使っている人も多いようだ。
また、Carbon Copy Clonerを使えば、簡単にシステムディスクをUSB接続のハードディスクにバックアップすることができる。そして、そのバックアップディスクから起動することができるのは、大変に便利だ。
Macのソフトは、一つ購入すれば、個人的に何台ででも使ってよいシェアウェアが多いように思える。これは、原則的に1台だけでしか使えない市販ソフト中心のWindowsソフトとは、違うように感じる。