MacやWindowsパソコンでプリンターを使うためには、OSに対応した、プリンターを動かすための(デバイス)ドライバーと呼ばれるソフトが必要です。通常、プリンターが発売される時点の最新OS、および、いくつかの古いOSに対応したドライバーが提供されます。プリンター発売後の新OSに対しては、数年間は新しいドライバーが提供されるのが一般的です。
例えば、2013年4月30日の記事にしたキヤノン 2005年秋モデルのPIXUS iP4200は、現在Windows 7、Vista、XP、2000、Me、98用のドライバーが提供されています。また、Mac OS X 10.7、10.6、OSX~10.5およびLinux用のドライバーが提供されています。しかし、Windows 8用やMac OS X v10.8 Mountain Lion用のドライバーは提供されていません。
これに対して、2012年秋モデルのPIXUS iP7230では、Windows 8およびMac OS X 10.8用のドライバーがありますが、Me、98用のドライバーはありません。
iP4200はWindows XPの時代に発売され、その後Vista、7に対応しました。Macでは OS X 10.4 Tigerの時代に発売され、10.5 Leopard、10.6 Snow Leopard、10.7 Lionに対応しました。
そして、公式にはiP4200は、Windows 8用やMac OS X v10.8 Mountain Lionに対応していないのです。
しかし、Windows 7用ドライバーを使うと、Windows 8でiP4200を動かすことができました。これと同様にMac OS Lion用ドライバーを使うと、Mountain Lionでも使える可能性は高いと思われます。理由は、Windows 7と8、LionとMountain Lionとが構造的に近いためだと思われます。
ただし、前にも書いたように、『メーカーは対応していない』ので『もし動いて使えても』それはたまたまのことで、『不具合が起こっても自己責任ですよ』ということだと思います。