食通雑誌発兌元「精華社」の発行。長谷川青峰著、中川華堤画、彫刻者 久米雄武。
初版は大正5年1月発行、定価は金三十五銭です。
「振出し」は「魚河岸 日本橋」、「上り」は「東京食通會」で口上が書いてあります。出ているお店は50数軒、お店以外では「エビスビール」「味の素」などがあります。
私には名前を読めないお店が多いのですが、いくつかは現在もあるようです。
例えば、「神田 藪蕎麦 生そば」、「大和田 蒲焼」、「伊豆栄 蒲焼」、「山谷 八百善 料理」などがそうだと思います。
特に「一直(いちなお)は」同店のホームページスライドショーある表門の写真が、双六の絵にそっくりに見えます。
同じ名前のお店ですが、確認できなかったのは、「天金」、「とよだ」、「八百松」、「草津亭」、「竹葉亭」、「大新」、「平野家」、「魚十」などです。
「絵双六コレクション」の「修正版 その2」では、Macのソフトを使って、オリジナル画像の色合いを修正したものが、入っています。また、画像も少し大きくしてあります。