Windows業界に対しては、ずいぶん長い間投資を続けてきました。近頃Macを使い始めてから1年8か月ほどですが、Windowsは20年以上も使っています。ただし、初めは会社で使っていたので、個人的な投資は15年間程度でしょうか。
個人ではこれまでWindows 98、98 SE、2000、XP、Vista、7と使ってきました。評判が悪かった98 PE、からは逃れたものの、もう手を出すまいと思った8、8.1はサポートを頼まれたので、OSだけを買ってMacにインストールしています。
これまで長い間Windowsを使ってきて、あるいは周りの人が使っているのを見て、次のように感じています。
個人ユーザーから見たときWindowsパソコンの良いところは、
(1)パソコンの価格が比較的に安い
これは競合が激しいこともあると思います。新製品はそうでもありませんが、発売からしばらく時間が経つと、かなり安くなる機種が多いです。
(2)パソコンのハードは規格化されているので、デスクトップパソコンはもちろん、ノートパソコンでもメモリーの増設・交換やハードディスクを交換できることが多い。
このため、メモリーやハードディスクが壊れたときには自分で交換できるし、ハードディスクをSSDにしたり、容量が多いものに換えることができます。
(3)パーツを売っているので、パソコンを自作できる。また、高性能グラフィックハードを組み込んだゲーム用パソコンを作ったり、チューナーを組み込んだTV録画機などを作れる。
(4)デジカメやスマートホンなどを接続したときに、USBメモリと同じようにファイルを操作できる。
(5)ブルーレイを使用できる。
一方、Windowsパソコンの良くないところは、
(1)新しいWindowsが発表されて、新規にパソコンを購入すると、最初の2年間ほどは快適に使えるけれど、だんだん遅くなったりして、次のWindowsが出るころにはパソコンごと買い換える羽目になることが多かった。このことは、大衆向けモデルで顕著なようです。
(2)Windowsが新しくなるたびに、これまで使っていたプリンターなども買い替えなければならないことが多い。また、これまで使っていた購入アプリケーションの、最新版を買わなければならないことも多い。
(3)Windowsアップデートがやたらに多い。常に使っているパソコンはまだ良いが、たまに使う人は、電源を入れるたびにまずアップデートで待たされる。このお蔭で、再インストールにとても時間がかかるので、一度使い始めたら再インストールはしたくない。また、アップデートにより不具合が起こることもある。
(4)使っている内にシステムがとても汚くなり、お掃除ソフトを使って、常にレジストリーなどをきれいにしないと、遅くなったり動かなくなったりする。
(5)使い続けるためには、お掃除ソフト、バックアップソフト、セキュリティソフト、オフィスなど購入しなくてはならないソフトが多く、これらのソフトの価格が高い。